スクールカウンセラーとは、学校生活における問題に関する相談を受け、その問題を解決するために必要な役割を担っている職業です。

スクールカウンセラーは児童・生徒だけではなく、保護者や教職員の対応もします。



スクールカウンセラーは、集団生活の場である教育施設で、関わる人間の精神的負担を少しでも軽くするために生まれました
時代とともに、受験勉強やいじめなど、学校に関するトラブルは増えてきています。
こうした問題を解消する手段のひとつとして、スクールカウンセラーの重要性はどんどん高まっています。

 

 

  1. スクールカウンセラーとは
  2. スクールカウンセラーの主な仕事
  3. 雇用形態
  4. スクールカウンセラーは副業?
  5. スクールカウンセラーの働き方
  6. スクールカウンセラーになるための進学先
  7. まとめ

 

  • スクールカウンセラーの主な仕事

カウンセリング

スクールカウンセラーにとってカウンセリングは業務の中心です。カウンセリングは児童・生徒、保護者、教職員を対象として行われます。

カウンセリングは依頼を受けて実施する場合もあれば、必要と判断する児童・生徒に対して担任らと相談の上で実施する場合もあります。児童・生徒や保護者とのカウンセリングは、基本的に教職員を介してやりとりをする場合が多いです。

教職員とのカウンセリングでは、学校生活に関する問題だけではなく、個人的な問題も相談対象となっています。教職員のストレスを解消し、学校運営を円滑にするためにも重要な役割だといえるでしょう

 

コンサルテーション

カウンセリングを行ったうえで、スクールカウンセラーから的確なアドバイスをすることです。
単なるカウンセリングとの大きな違いは、相手が「明確な指示を欲しがっている状態」にある点です。

コンサルテーションを求めている相手に対し、カウンセリングだけで終わってしまうと不満につながることも珍しくありません。

 

  • 雇用形態

「非常勤職員」になるのが一般的

スクールカウンセラーの多くは非常勤として働いています。
同じ学校で週5回勤務しているというわけではありません。(場所によっては常勤のところもあり)
「週に1回」など、限られた日数だけ出勤する形態をとっています。

 

  • スクールカウンセラーは副業?

複数の職場で働いている場合は専業としてやっていけるスクールカウンセラーもいます。
一方で、別の職業と並行しながらスクールカウンセラーとして働いている人も少なくありません。
たとえば、ふだんは精神科医や大学教授、心理カウンセラーなどとして働き、決められた日数だけスクールカウンセラーの稼働をするケースです。

 

  • スクールカウンセラーの働き方

スクールカウンセラーは主に全国の学校で働いています。小・中学校や高校、特別支援学校に加え、大学でも相談室を設けてスクールカウンセラーを導入している場合もあります。学校で勤務する場合は複数校の掛け持ちが一般的です。勤務時間は学校によって変動しますが、1校あたり平均週1回、4~8時間といった学校が多く、自身のスケジュールも管理しやすいでしょう。

 

  • スクールカウンセラーになるために要件

次の(1)から(7)の要件のいずれかを満たし、(8)の要件を満たす者がスクールカウンセラーへ志願できます。

必要な資格や経歴

(2)公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定に係る臨床心理士の資格を有する者(令和6年度末までに資格取得見込みの者を含む)

(3)精神科医

(4)児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識及び経験を有し、学校教育法第1条に規定する大学の学長、副学長、学部長、教授、准教授、講師(常時勤務をする者に限る)又は助教の職にある者又はあった者

(5)大学院修士課程を修了した者で、心理業務又は児童生徒を対象とした相談業務について、1年以上の経験を有する者

(6)大学若しくは短期大学を卒業した者で、心理業務又は児童生徒を対象とした相談業務について、5年以上の経験を有する者

(7)医師で、心理業務又は児童生徒を対象とした相談業務について、1年以上の経験を有する者

 

※(5)から(7)の経験年数については、スクールカウンセラーとしての経験年数を含めることができます。

スクールカウンセラーとして働くには

 

・公認心理師

・臨床心理士

・精神科医

の資格が必要です。資格がない場合は学歴や経験を積む方法もあります。

また上記に当てはまらない人でも【人の相談】にのることができます。

「スクールカウンセラーアシスタント」「心の相談員」「さわやか相談員」「ゆとろぎ相談員」など自治体によって名前は違いますが「相談員」として働くことも可能です。資格や経験が必要ないぶん、お給料は時給1300円ほどです。

スクールカウンセラーは学校の組織の中で心の専門家として働いています。

知識や経験はもちろん、先生方とのコミュニケーションも大切となっていきます。




  • スクールカウンセラーになるために進学先

スクールカウンセラーとして働くために必要な「公認心理士」「臨床心理士」「精神科医」には、資格の取得が必要です。資格試験を受けるための受験資格は資格によって異なります。公認心理士は国家資格で、大学・大学院で必要科目を履修する、大学で履修後一定期間の実務経験を積むなどの条件を満たせば試験を受験できます。臨床心理士は、日本臨床心理士資格認定協会が指定している大学院の修士課程、あるいは専門職大学院の修了が必要で、精神科医は大学で医学を6年間学び、医師国家試験に合格する必要があります。スクールカウンセラーを目指す場合、高校卒業後は大学の文学系・教育学系・社会学系の学部に入学して心理学・臨床心理学などを専攻しましょう。他にも「スクールカウンセラーに準ずる者」として働く方法もあります。大学院修士課程や大学・短大を修了・卒業後、心理臨床業務か児童を対象にした相談業務をこなすことが条件です。大学院では1年以上、大学・短大では5年以上の経験、また、医師が同様に心理臨床業務か相談業務に1年以上取り組んだ場合も認められます。





  • まとめ

スクールカウンセラーになるためには資格や経験が必要です。資格がない場合でも「相談員」として働くことが可能です。

人の悩みを聴くということは、大変な時もありますが、スクールカウンセラーはとてもやりがいのある仕事です。悩んでいる生徒が、「元気になった」と笑顔で話してくれる時、「この仕事は魅力的だ」と思える瞬間です。

「人の力になりたい」

「人とのコミュニケーションをとることが好き」

「子供たちの笑顔がみたい」

という方にはお勧めの仕事です。

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こちらは心理学の基本となる部分です。

投稿者 marry

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