子どもに何か重大な出来事が発生した場合、学校の先生方も大きなショックを受け、強いストレスにさらされることがあります。スクールカウンセラーとして、先生方が心の健康を保ち、適切に対応できるようサポートすることが重要です。

以下に、先生方へのメンタルケアの方法をまとめます。

🟢 1. 先生方の心の状態を把握し、寄り添う

  • 状況確認:出来事に直面した先生方(特に直接対応した方)は、心理的な負担が大きくなりやすいです。心身の反応を確認し、話しやすい環境を整えます。
  • 反応の正常化:ショック、罪悪感、無力感、混乱、不眠などは「異常な状況に対する正常な反応」であることを伝え、感情を否定しないことが大切です。
  • 傾聴と受容:先生方が安心して気持ちを話せる場を設け、判断を求めたり、無理に解決しようとせずに耳を傾けます。


🟡 2. チーム全体で支える環境をつくる

  • 緊急支援会議の実施:学校管理職や養護教諭、教育委員会とも連携し、先生方への支援体制を整えます。
  • 役割分担と負担軽減:特定の先生に負担が集中しないよう、対応の役割を分担します。
  • ピアサポート:先生同士で気持ちを共有できる時間を設け、孤立を防ぎます。




🔵 3. 心理教育とセルフケアの促進

  • 心の反応を理解する:急性ストレス反応(過覚醒、フラッシュバック、無気力など)は自然なものであることを説明し、焦らず回復を見守るよう伝えます。
  • セルフケアの促進:食事・睡眠の確保、こまめな休憩、気分転換を促し、必要に応じて専門機関のサポートも検討します。
  • 心理教育の提供:PTSD(心的外傷後ストレス障害)を予防するため、心のケアに関する知識を共有します。



🔴 4. 先生方への個別対応

  • 個別相談の実施:必要に応じて、1対1のカウンセリングを行い、言葉にできない感情も受け止めます。
  • トラウマケアの専門家紹介:症状が長引く場合は、専門医や臨床心理士との連携を提案します。




🟣 5. 長期的なフォロー

  • 経過観察:急性期(数日〜数週間)を過ぎても不調が続く場合は、継続的な支援を行います。
  • 振り返りと再構築:事態が落ち着いた後は、対応を振り返る機会を設け、先生方が抱えた思いを整理する場を提供します。


💬 大切なこと

  • 先生方も子どもたちを守る立場として、責任感から自分を責めたり無理をしがちです。
  • 「誰かに話していい」「自分を責めなくていい」というメッセージを伝え、心の負担を軽減できるよう支援します。

投稿者 marry

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です