カウンセラーになるためには、どの分野で活躍したいのか によって必要な資格やスキルが異なります。以下では、具体的なステップ を詳しく解説します。
カウンセラーの種類を決める
まず、どのようなカウンセラーになりたいのか を明確にしましょう。
カウンセラーには、以下のような種類があります。
種類
- 臨床心理士 病院・クリニック・学校・企業 心理療法やカウンセリングを行う。資格取得が必要。
- 公認心理師 医療・教育・福祉・企業 国家資格。心理支援を幅広く行う。
- 産業カウンセラー 企業・労働組合 仕事のストレスやキャリア相談を支援。資格取得が必要。
- スクールカウンセラー 学校・教育機関 児童・生徒のメンタルサポートを行う。
- 福祉カウンセラー 児童相談所・福祉施設 児童・高齢者・障害者の心理支援を行う。
- EAPカウンセラー 企業・メンタルヘルス機関 社員のメンタルヘルスを支援。企業内カウンセリングを担当。
- オンラインカウンセラー オンライン相談サービス 在宅でカウンセリングを提供。資格が必須ではない場合も。
❗ポイント:
医療や教育の現場で働きたいなら「臨床心理士」や「公認心理師」 を目指すのがベスト。
企業で働きたいなら「産業カウンセラー」や「EAPカウンセラー」 が向いている。
独立やオンラインで活動したいなら、民間資格＋経験を積む方法もある。
※独学で学ぶ方法
https://www.udemy.com/course/ydtumhiw/?referralCode=84622424A8961E533657
必要な資格を取得する
カウンセラーとして活躍するためには、資格が求められる場合が多い です。
① 国家資格「公認心理師」
最も信頼性が高い心理系の国家資格。
医療・福祉・教育・企業など、幅広い分野で活躍できる。
取得方法:
大学（心理学系） + 大学院 で指定カリキュラムを修了
大学（心理学系） + 実務経験2年以上 で受験資格を得る
② 民間資格「臨床心理士」
心理カウンセラーとしての専門性が高い資格。
医療機関や教育現場で働く場合に有利。
取得方法
指定大学院（臨床心理学専攻）を修了 することが必須
臨床心理士試験に合格 する
③ 産業カウンセラー
企業や労働環境に関するカウンセリングを行う資格。
キャリア相談や職場のストレスマネジメントに役立つ。
取得方法
日本産業カウンセラー協会が実施する講座（約6ヶ月） を受講し、試験に合格する
④ その他の民間資格
心理相談員（職場のメンタルヘルス向け）
メンタルケア心理士（基礎レベルの心理資格）
認定心理士（大学で心理学を学べば取得可能）
❗ポイント:
「公認心理師」「臨床心理士」は専門職として働くのに有利だが、取得に時間がかかる。
短期間で資格を取りたい場合は、「産業カウンセラー」や「メンタルケア心理士」も選択肢になる。
資格がなくてもオンラインカウンセリングなどで活動することは可能だが、信用を得るために何らかの資格を持つのが望ましい。
カウンセリングの実務経験を積む
資格を取得した後は、実際にカウンセリングの経験を積むことが重要 です。
① 大学・大学院での実習
心理学系の大学・大学院では、病院や学校での実習が組み込まれていることが多い。
臨床経験を積みながら、カウンセリングの実践力を身につける。
② 研修・ボランティア活動
ボランティア活動やカウンセリングセンターでの実習を通じて、経験を積む。
「傾聴ボランティア」「電話相談員」などの活動に参加すると、実践的なスキルが身につく。
③ 企業・病院・学校などで働く
資格を活かして、病院・企業・学校などの現場で働く。
最初はアシスタントや補助的な立場で経験を積むことも一般的。
❗ポイント:
資格を取るだけではカウンセリングはできない。実務経験を積むことが大切！
最初はボランティアや研修で経験を積み、少しずつ仕事につなげるのが良い。
独立・オンラインカウンセリングを考える
資格と経験を積んだ後、独立して活動することも可能 です。
① フリーランスのカウンセラー
個人でカウンセリングルームを開業 し、クライアントを募集する。
オンラインカウンセリング を取り入れることで、全国から相談を受けられる。
② オンラインカウンセラー
最近では、オンラインでのカウンセリングが普及 している。
「cotree」「うららか相談室」「BetterHelp」 などのオンライン相談サービスに登録する方法もある。
❗ポイント:
独立するなら、SNSやブログで発信し、信頼を得ることが大事。