クラスを静かにさせる方法は一つのルールを伝えること
その一つのルールとは
「人の話を聞くこと!」
クラスのルールは「人の話を聞くこと」とクラスで発表すること。
たったこれだけで今よりも静かになります。
静かにすることのメリット
「静かにする」というスキルは学級経営において重要です。
先生の話が聞けなければ、何度も説明しなければいけません。
友達の話が聞けなければ授業が進みません。
移動中話すと他のクラスに迷惑がかかります。
クラスの雰囲気も悪くなり、学級経営にも影響が出ます。
自閉症の子は騒がしいと学習困難にもなります。
「明るく、楽しく、でもすぐに静かになる」
そんなクラスにするために実践していることを紹介します。
子ども達の意識づけ
事前説明
静かにするメリットを子供に聞きます。
- 「相手の意見がよくわかる」
- 「周りに迷惑がかからない」
- 「聞いてくれると嬉しい」
などの意見を子どもから出させます。
特に「聞いてくれると嬉しい」「迷惑にならない」という相手を思った行動であるということを認識させます。趣意が理解できれば、静かに聞くことに対して肯定的なイメージを持ちます。
練習
「何秒静かに聞けるでしょうか?」とゲーム形式でやると、子供も静かに聴きます。「これが静かに聞くという状態です」と伝え、静な状態を覚えさせると、「静かにしましょう」という指示でどうすればいいかわかるので、すぐに切り替えることができるようになります。
子どもは何のために静かにするのか意味を分かっていないと中々指示が入りません。
また決まりごとがたくさん
そのために分かりやすいルールを決めることをお勧めします。
伝えるときのコツ
静かにゆっくりと話しましょう。
子供たちの声の大きさは先生の声と比例しています。
子供は自分の言いたいことを誰よりも一番に伝えたい。そのことに夢中です。なので、できるだけ周りの子よりも大きな声で自分をアピールします。
1人が大きな声を出せば、周りの子も大きな声で話します。
そして先生がいつも大きな声で叱っていたら子供たちはそれを真似します。
声の大きさは侮ってはいけません。
大きな声が当たり前になると【騒がしい教室】になっていきます。
声の大きさに気づかせ、教室の中での話し声大きさや心地良さを確認していくことが大切です。