ノンバーバル(Nonverbal)コミュニケーションとは、言葉を使わずに自分の気持ちや意図を伝える方法のことです。つまり、言葉を使わないで相手にメッセージを送る手段です。ノンバーバルは、私たちが普段の生活の中で自然に使っているコミュニケーションの形で、表情、ジェスチャー、視線、身体の動きなどを含みます。
ノンバーバルコミュニケーションの重要な点は、言葉だけでなく、私たちの体全体がコミュニケーションに影響を与えるということです。たとえば、言葉で「ありがとう」と言っても、そのときの顔の表情や身振り、声のトーンが異なれば、相手に伝わる印象も大きく変わります。
目次
1. 身体の動き(ボディランゲージ)
身体の動きや姿勢はノンバーバルコミュニケーションの中で非常に重要です。自分がどんな姿勢をとっているか、どんな動きで話しているかによって、相手に与える印象が変わります。
- 姿勢:背筋を伸ばしてまっすぐ立っていると、自信を持っている印象を与えます。逆に、肩を落として歩くと、元気がないように見えたり、やる気がないと感じられたりすることがあります。
- ジェスチャー:手を使って話すとき、無意識に感情を表すことがあります。例えば、手を広げて「わかる!」と言うとき、相手に対して強い印象を与えます。
2. 顔の表情
顔の表情は、私たちが感じている感情を最も直接的に表現する部分です。笑顔や怒った顔、驚いた顔など、感情をすぐに伝えることができます。
- 笑顔:嬉しい、楽しい、安心している気持ちを表すときに、笑顔が使われます。笑顔は相手に安心感を与え、良い印象を与えることができます。
- 怒りや悲しみ:顔の表情で怒りや悲しみを表すとき、眉間にシワを寄せたり、唇を引き結んだりします。こうした表情を見て、相手はその感情を理解します。
3. 視線(アイコンタクト)
視線の使い方も、ノンバーバルコミュニケーションの一部です。相手の目を見て話すことで、信頼感を生み出したり、逆に視線を避けると、緊張していたり、興味がないと感じられることがあります。
- アイコンタクト:目をしっかり見ることで、相手に関心を示し、信頼関係を築くことができます。逆に、目を合わせないと、不安や不誠実な印象を与えることもあります。
- 視線の方向:自分がどこを見ているかも重要です。相手の目を見ることは重要ですが、必要に応じて視線を少し外すことも、リラックスして会話をしている証拠です。
4. 声のトーン(パラバーバル)
ノンバーバルコミュニケーションの一部には、声のトーンや速さ、音の高さ、声の大きさなども含まれます。これをパラバーバル(パラ=副、バーバル=言語)と呼びます。言葉の意味だけでなく、その言葉を発する声の感じ方が、意味を大きく変えることがあります。
- 声のトーン:声が高すぎると、驚きや興奮しているように感じられることがあります。逆に、低いトーンでゆっくり話すと、落ち着いていて信頼感を与えることができます。
- 速さ:速く話すと、焦っていたり、興奮しているように感じられるかもしれません。逆に、ゆっくり話すと、冷静さや自信を感じさせることができます。
5. 身体の距離(パーソナルスペース)
人との距離感もノンバーバルコミュニケーションの一部です。相手との適切な距離を保つことは、良い関係を作るために大切です。近すぎると不快に感じられ、遠すぎると冷たい印象を与えることがあります。
- 近すぎる距離:あまりにも近いと、相手は圧迫感を感じて不安に思うことがあります。
- 遠すぎる距離:逆に、あまりにも距離があると、相手が疎遠に感じたり、関心がないように思われることがあります。
ノンバーバルコミュニケーションの大切さ
ノンバーバルは、私たちの言葉だけでは表現できない感情や意図を伝える手段です。コミュニケーションの約70〜80%はノンバーバルだと言われるほど、私たちが相手に伝えるメッセージに大きな影響を与えます。言葉だけでなく、体全体の表現を意識して使うことで、より効果的なコミュニケーションができます。
また、相手のノンバーバルサインを読むことも大切です。相手の表情や姿勢を見て、相手がどんな気持ちかを理解することで、より良い関係を築くことができるでしょう。
ノンバーバルコミュニケーションをうまく使うことで、言葉以上に伝えたいことをしっかり伝え、相手との信頼関係を深めることができます。