
目次
① 感情とは?(まずは「知る」ことが大事!)
▶ 目的: 自分の感情に気づく力をつける
感情は「怒り」「悲しみ」「喜び」「不安」などいろいろある
どの感情も悪いものではなく、大切なサイン
感情を無視すると、ストレスがたまりやすい
② 感情の種類を知る(感情カードを使う)
▶ 目的: 言葉にできない気持ちを表現できるようにする
✅ ゲーム:「気持ちのカード」
①「嬉しい」「悲しい」「悔しい」「寂しい」「怒っている」「安心」など、いろんな感情のカードを作る
②1日の終わりに「今日はどの気持ちが多かった?」と選んでもらう
③言葉で表現しづらい子には、表情のイラストを見せる
③ 感情を言葉で表す(気持ちの言語化)
▶ 目的: 具体的に「どんな気持ち」なのかを伝えられるようにする
✅ 「私は〇〇な気持ち」ゲーム
例:「私は悲しい気持ち。なぜなら、友達に無視されたから。」
「怒り」だけでなく、「悔しい」「イライラする」「ムカムカする」など細かい表現を増やす
④ 感情が強くなったときのコントロール方法(気持ちを落ち着かせる)
▶ 目的: 感情に振り回されず、冷静に行動できるようになる
① 深呼吸をする(クールダウン)
✅ ゲーム:「風船呼吸」
「怒ったときは風船みたいに膨らむよね。でも、ゆっくり息を吐くとしぼむよ。」
「鼻からゆっくり息を吸って、お腹をふくらませよう」→「ゆっくり息を吐こう」
② 気持ちを紙に書く(感情を出す)
✅ 「モヤモヤ日記」
ノートに「今の気持ち」を書く
言葉で書くのが難しいなら、絵でもOK
③ クッションや紙に気持ちをぶつける(発散する)
✅ 「ストレスボール」や「紙ビリビリ」
怒りが強いときは、クッションをギュッと抱きしめる
紙をビリビリに破るとスッキリする
④ 自分に優しくする言葉を言う(セルフコンパッション)
✅ 「大丈夫カード」
例:「今は悲しいけど、ずっとは続かないよ」「大丈夫、私は頑張ってる!」
自分を責めるのではなく、優しくする練習
⑤ 感情を上手に伝える(アサーション)
▶ 目的: 気持ちを伝えて、人間関係をよくする
✅ 「アイメッセージ」
「私は悲しかったよ。なぜなら、〇〇だったから。」
✅ 「どうしてほしい?」を考える
例:「次はちゃんと話を聞いてほしいな。」
⑥ 感情をコントロールする練習(ゲーム形式で楽しく)
✅ 1.「気持ちの色分けゲーム」
感情に色をつけてみる
例:「赤=怒り」「青=悲しみ」「黄色=喜び」「緑=落ち着き」
✅ 2.「気持ちの温度計」
10(すごく怒っている)~1(落ち着いている)のスケールを作る
「今の気持ちは何度?」と聞いて、クールダウン方法を選ぶ
✅ 3.「感情お面ごっこ」
喜怒哀楽の表情を作ったお面を使って、どんな気持ちか当てるゲーム
⑦ 最後に(大人も一緒にやると効果UP!)
子供だけでなく、親や先生も一緒にやると効果的!
「大人も怒ったときはこうしてるよ」とモデルを見せる
これなら、楽しみながら感情の理解とコントロールができるようになります!