スクールカウンセラーとしてアドバイスや助言ができないと感じるのは、もどかしいですよね。でも、実は「すぐにアドバイスをしないこと」も、カウンセリングの大切な部分なんです。
アドバイスをしないことの意味
カウンセラーの役割は「解決策を与える」ことではなく、「相談者が自分で答えを見つける手助けをする」こと
「どうしたらいいですか?」と聞かれると、つい答えを言いたくなるけれど、本人が自分で気づくことで、より効果的な成長につながる
「答えは本人の中にある」という前提で関わると、アドバイスが必要な場面が減る
どうしても助言が必要な場面では?
「助言できない」と感じたときに使えるアプローチを紹介します。
① オープンクエスチョンで気づきを促す
× 「こうした方がいいよ」
〇 「もしこうなったらどう感じる?」
〇 「他にどんな選択肢がありそう?」
② 本人の経験を活かす
「これまでにうまくいったことはあった?」
「過去に似た場面でどう対処した?」
③ 情報提供として伝える(助言ではなく選択肢の提示)
「こういう方法を取る人もいるよ」
「○○という考え方もあるみたいだけど、どう思う?」
「この子にはもっと具体的なアドバイスが必要なのでは?」と思ったら
- 問題の性質を見極める(本人が考える余地がある問題か、即対応が必要な問題か)
- 学校や保護者と連携して、具体的な支援策を一緒に考える
- 生徒が「助言を求めているのか」「ただ話を聞いてほしいのか」を見極める
アドバイスができないのは「力不足」ではなく、相談者が自分で考えるプロセスを大切にしている証拠です。
もし「もう少し助言できるようになりたい」と思うなら、
認知行動療法(CBT)やソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)などを学ぶと、より効果的な関わりができます。

