「話を聞いているだけで、本当に役に立てているのか?」と感じること、スクールカウンセラーの仕事をしているとよくありますよね。でも、「話を聞くこと」自体が、すでに大きな支援になっていることも多いんです。
「聞くだけ」が持つ力を再確認する
安心感を与える → 子どもにとって「この人はちゃんと話を聞いてくれる」と感じることは、とても大切。
整理する手助け → ただ話すだけでも、本人の気持ちが整理され、次の行動につながることがある。
自己肯定感を高める → 「あなたの話は大切だよ」と伝えることで、自己肯定感が育まれる。
話を聞くことは、すでに支援の第一歩なんです。
具体的な変化が見えにくいからこそ、長期的に考える
子どもはすぐに変わるわけではなく、時間をかけて少しずつ成長していく。
「種をまいている」と思ってみる。今すぐは変化が見えなくても、後になって「あの時話を聞いてくれて救われた」と思うことも。
学校現場では「即効性のある解決」を求められがちだけど、心のケアはじっくり時間をかけるもの。
もし物足りなさを感じるなら…
話を聞くだけではなく、少しアプローチを変えてみるのも手です。
- オープンクエスチョンを増やしてみる(「どう思った?」「今後どうしたい?」など)
- 認知行動療法やソリューション・フォーカスト・アプローチを試す(解決志向の問いかけをする)
- ちょっとした課題や宿題を出してみる(「次回までに○○をやってみようか?」など)
- 教師や保護者と連携して、間接的な支援を強化する
「聞くだけの自分」に不安を感じるかもしれませんが、話をじっくり聞くことこそが、子どもにとって大きな支えになっていることを忘れないでくださいね。