無理に行かないことも愛情の一つ
子どもが「来ないで」と言うのであれば、その意思を尊重することも重要です。
無理に授業参観に行くことで、かえって子どもの自尊心を傷つけてしまう可能性があります。
「行きたいけれど、あなたが嫌なら行かないよ」と伝えることで、子どもは自分の意見が
尊重されたと感じ、親に対する信頼感が増します。
さらに、「授業参観に行かなくても、いつも君の頑張りを応援しているよ」といった言葉を添える
と、親が見守っていることを実感し、安心感を得るでしょう。
これにより、子どもは「自分の気持ちを分かってくれる親」として親への愛情を再確認します。
授業参観に行かなかった場合でも、家に帰った後のフォローが大切です。
「今日はどんな授業があったの?」といった質問を投げかけることで、
子どもが自分の学校生活を話す機会を作ります。無理に詳細を聞き出そうとせず、
子どもが話したい範囲で聞いてあげるのがポイントです。
また、子どもが頑張ったことや成長した部分を見逃さずに褒めることも大切です。
「授業参観に行けなかったけれど、頑張っているのを感じるよ」といった言葉は、
子どもにとって大きな励みになります。こうした会話の積み重ねが、
親子の信頼関係を深めていくのです。